2010年12月5日日曜日

初めての手術

今日は鼠形ヘルニアの手術。
早くに病院に向かい、手術についてのスケジュールを聞いて、早速手術専用の上着に着替えた。
仰向けになっても上から全て脱がせられるようなブルーの上着。
猪木みたいに前で縛って闘魂ポーズしたら看護師さんに笑われた。

今度はストッキングを履いてくださいと言われた。
何故かというと、術中にエコノミー症候群のようになって足がむくんでしまうのを防ぐためだって。
看護師さんから白いパッケージのものを渡され、ちょっと恥ずかしがりながら開けてみたら・・・なーんだ、膝下靴下。
着圧が強く、足先に穴があいている。手術中に爪の色で身体の状態を見るんだとか。

そしてベッドに寝て点滴を打つ。
点滴も初体験。
左の腕、手首のちょっと下あたりにチクッと。

暫く横になっていたら、今度は麻酔の説明。
全身麻酔で行なうので、起こされたら終わってますよ、とニコニコしながら承諾書にサイン。
でも、承諾書には結構恐ろしいことが書いてあった。戻ってこれない可能性もあるとか、ね。

名前を呼ばれ、点滴を持ちながら歩いて手術室へ。
「かっこいー」俺の第一声。
眩い光を浴びた無機質なベッド。
心拍や呼吸を数値で表示するカウンター類。

「よくテレビで見る光景と一緒ですねー」って言ったら、「テレビが真似してんの」とまた笑われた。
そのかっこいい舞台?に壇上し横になる。

点滴を睡眠剤が入ったものに付け替えられる。
麻酔の先生が話しかけてくる。

「日に焼けてますね。サーフィンとかするんですか?」
「はい、九十九里あたりで・・・・・」
もう、意識はない。ほんと数秒でやられた。

・・・・・・・

「起きてください」の声で、目が覚めた時は、一時間の手術後。
まだ、寝ぼけていて手術が終わったのかどうかよくわからない。
「終わりましたよ」と言われて一安心。

そういえば肝心の剃毛はどうした?
美人看護師さんがやりますって聞いてたぞ!
ちょっとワクワクしてたんだけど、どうやら麻酔中にやられたらしい。

手術痕も見ず、まだ麻酔が効いているので、またひと眠り・・・・ZZZZZ


起きたら主治医の先生がやってきて、縫合跡を見て、成功ですよと伝えられ、さらに安心。
傷口はほとんど痛くない。
1600kcal
その後病院食が出て、痛み止めの薬をもらう。

ところが、麻酔や薬が切れてくると、今度は重たいような腹痛がじんわり襲ってきた。
腹の中から膨らんで突っ張っている感じ。
チクチクではなくズンズン。


病棟ベッドに移され、暫く経過観察。
血中酸素や体温、血圧などこまめにチェックされ、術後経過状況について主治医の先生から説明される。
「大丈夫。問題ないよ」
信頼しているんだけど、腹痛いんです、先生・・・・


今は接着縫合で、抜糸は必要なし


肝心の手術内容は、お腹の表の皮膚の裏側に、内臓を守るための膜があって、それが破れて、腸がそこから出てしまうのが鼠形ヘルニア。いわゆる脱腸。恥骨の左側からゴルフボールぐらいの大きさで膨らんで出てくる。
手術では、腹を切って、腸を押し込め、破れたところにメッシュをいれ、縫合。
そのメッシュが体内で落ち着くまで痛いんだそうだ。

腹に力が入る行為や体勢は2週間禁止。あぐらとか、和式便所、でかいくしゃみね。

激しく腰を動かす行為は2カ月禁止。
激しく動かす?
どんな行為だ?ちょっとHな方向?

看護師さんが、薄笑いしながら、「ゴルフやテニスですよー」だって・・・


ま、しばらくサーフィン自粛だな・・・




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