2011年12月31日土曜日

Sunset Glory

吉崎浜(H23.12.31)

今年最後の一日。

今年はいろんなことがあった。

成田勤務から羽田に異動し、案内サービスの管理部署へ。
案内所のサービス向上や新ラウンジ立ち上げに没頭した。

東日本大震災では、羽田空港に留まり、旅客の為にできることを最優先に考え、不眠不休で取り組んだ。
飯岡周辺のサーフポイントが津波でめちゃくちゃになり、ボランティアも行なった。
日本史に残る大災害を目のあたりにした。

夏を迎えると、1年経たずに新部署「事業企画」に異動。
役員からの期待やプレッシャーが多いなか、羽田の活性化、魅力作りに没頭し、良しと考えたものは即実行。
HANEDA JAZZ、羽田空港船着場、新店舗誘致、内際需要喚起イベント・・・
まだまだ出来てないものは沢山あるが、突っ走った感のある一年だった。

一方で、母親の認知症が加速度的に進み、毎日、毎晩、看ていないと過ごせない状況に。
ご飯の食べ方がわからない
布団に寝る方法がわからない
トイレの仕方がわからない

外を徘徊し家に戻れず、近所の人に助けてもらった
心拍と体温が急低下し、救急車で病院に連れて行った

介護に苦しんだけど、実家の周りの手厚いサポートがあって、なんとか切り抜けた。
ターボーちゃん、浩ネエ、そして近所の皆さん、ありがとうございました。

仕事も介護も一気に押し寄せてきた。
それ以外、なにもできなかった。
考えられなかった・・・
大きなものを失った。

辛いとき、苦しいとき、支えてくれる仲間がいた。
笑いつくろう顔の裏で、食いしばっている俺を察して声をかけてくれる。
ホリ、ありがとな。

嬉しい事もあった。
弟が結婚した。
涙が止まらなかった。
多恵ちゃんと幸せに穏やかに暮らしてほしい。

怒涛のような一年だった。


そんな一年を振り返りながら、海まで車を走らせてみた。

夕焼けに伸びる影を映しながら、穏やかに、静かに、波が寄せて還る。

心を空にして聞く波音に、いろんな想いと記憶がよみがえり、砂辺に描いた白泡のようにゆっくりと沁みていく。

今年一年、ありがとうございました。
どうぞ来年も佳い年になりますように。



大晦日

近所のスーパーへ買い出し。
今まで見たこともないほどの大盛況にびっくり。
鮮魚コーナーではマグロの解体ショーに再度びっくり。

さて、母親と二人の正月はおせち料理らしいものもなく、いつもの夕食を買って、のんびり過ごすとしよう。

そうだ、母親がよく作ってくれたけんちん汁を、俺が作ってみるとするか。
実は、亡き父親が好きだったという話を昔聞いたことがある。

どんな味付けだったか思い出しながら、作ってみる。
結構濃い味で、具材が多くて、どっしりした感じだったなぁ・・・


同じ具材を使って大根と豚バラの煮つけも、正月用に。
亡き父と、味覚のなくなった母に、食べてもらおう。

また来年も、無事に過ごせますように。

2011年12月29日木曜日

1,582円

先日、近くのセブンで買い物をし、レジで精算した時のお話。
レジ台に商品を乗せると、前髪の長い最近の若者風の男性店員が打ち込みを始める。
「らっしゃいませ~。こちらの商品は温めますか?」
「いや、いい」

全ての商品を袋に入れ、精算金額を俺に伝える。
「全部で1,582円です」

千円札の持ち合わせがなかったため、10,602円を渡す。
600円はちなみに。100円で6枚。

すると、店員は何故か100円を俺に返す。
「これ多いですね」

いやいや、違うだろ。
「多くないだろ。だって、582円だぞ?」
「いや、多いっすね」

そこから急に変わったワールドに入っていく。
「ニイチャン、計算できねーのか? もいっかい頭使ってみろ!」
「いや、間違ってますね」

「じゃー100円引いてレジ打ってみろよ!」

店員は10,502円でレジを打ちこむ。
すると客側に映し出された緑色に光るレジの会計精算結果が8,920円とでた。

さーどうする?

店員は何事もなかったように、うつむきながらレジのドロアーに手をやり、札を出し始めた。

ん?

「では、大きい方から8,000円です」

ん?なにかな?

「こらぁニイチャン、8,000円じゃねーだろ、バァカ。 さっき俺に多いといった100円足しぁー920円が1,020円になんだろうが!」

そんなやり取りをしていると、店長が裏から飛び出し、その若い店員に叱りつけ、俺に詫びを入れる。
「すみません、コイツ来たばっかりのバイトで、まだ出来が悪くて・・、ホラ、お前からも謝りなさい!」

すると、そのバイトが
「だって髪の毛で、良く見えなかったですね」

この言葉に再度カチーン!
無意識に手が出て、バイトの髪の毛をつかみ大声張り上げ
「この髪の毛切ってやんよ、店長! 俺が切ってやんから!」

なんだろう、「最近の若者」と纏めたくはないが、謝らない、言い訳ばっか、人とのコミュニケーションができない、計算できない・・・


育てた親の問題か?
ゆとり教育の影響なのか?

年末の大騒動でした。

2011年12月27日火曜日

介護は忍耐なのだ

母親の認知が一層進んでいる。
今朝は、冬型の気圧配置に加え放射冷却により、1.8度というとっても寒い朝だったが、このクソ寒い中、下を全部脱いでうろついている。
鼻水を垂らしながら、「寒いよぅ」といって凍えている。

なんで脱いじゃったんだ?

よく見ると布団には汚物とおむつと濡れたズボンが・・・・・

そういうことか。

汚物処理はしたけど、布団の洗濯をしていたら会社に間に合わないので、今日は早めに帰宅して、近所のコインランドリーで布団一式の洗濯&乾燥、そして部屋の大掃除。

良く見りゃ、壁にもうす黄色いシミがぁぁぁぁ
化学薬品や洗剤でゴシゴシ、スチーマーで除菌洗浄。

がんばれ、あとちょっと。

ひととおり掃除洗濯も終わり、綺麗になった部屋に落ち着き、一段落してやっと自分の夕食を準備しようと冷蔵庫を開けたら、スリッパが・・・

どうか自分の心が折れませんように。

Haneda Christmas Event ~ ドイツフェア

羽田空港では、毎年、ドイツのローテンブルク市からクリスマスツリーを持ってきて空港館内各所に飾り付けている。
そう、クリスマスといえばドイツなのだ。

そんなドイツでは、クリスマスシーズンと「アドヴェント」といい、11月末(クリスマスの4日前の日曜日)からクリスマス一色に盛り上がる。
街は飾られ、クリスマスマーケットが賑わい、家庭ではお菓子を焼いて、クランツというリースに立てられたろうそくが灯される。

ドイツでの季節の楽しみ方を日本で紹介し、味わってもらいたいという趣向に加え、来年1月にルフトハンザドイツ航空が羽田~フランクフルト線を就航することもあり、12月23日~25日までの期間、羽田空港でドイツフェアを開催した。

また、毎月恒例になっている「HANEDA JAZZ」でお世話になっている洗足学園の皆様にも登場いただき、サックス四重奏によるクリスマスメドレーで盛り上げていただいた。

沢山の旅行者が足を留め、耳や目を澄まし、時に手拍子をしながら羽田から発信するクリスマスイベントに興味を持って参加していただき大いに賑わった。

前月のフランスフェアに引き続き、ドイツフェアも無事成功を収めることができた。

羽田空港は航空機の発着利用のためのターミナルだけでなく、こうやって様々な情報発信の場所として、どんどん変化(進化?)を加えていく。

これが我々の仕事。

参加した皆さんの楽しそうな笑顔が私たちの最大の報酬。

2011年12月24日土曜日

Merry Christmas

聖夜を迎えるイブは、街中が鈴の音に飾られ、透き通るような寒さのなか白息を漂わせながら、家族たちの会話は、帰り道を急ぎながら焼きあがったチキンや盛りつけられたクリームいっぱいのケーキの話で盛り上がり、サンタの贈り物を待つ笑顔で溢れる。

街はクリスマス。


認知症を抱えるイブは、ストーブにあたり過ぎた母親のセーターが焦げた匂いが漂いながら、日中出かけた隙に、母親が腹をこわして唸り倒れているとの向かいの食堂のオヤジさんからの電話に、急いで帰路につき、正露丸を飲ませてもらい看病を受けたあと、玄関の縁にハンパないほどの大量の軟便を盛りつけられ、とてつもない匂いの贈り物の処理に溢れる。

家はクソシマス。

玄関の画像はありません。

2011年12月18日日曜日

何が言いたいのだろう?

さ、寝るけど・・

電気、
そう、電気。

消してくれる?

まったり

食後、膝の上にチビ(猫)がヒョイと乗っかり、丸くなっている。
あごの裏あたりから首根っこまでを撫でられると、目を細めて、喉をグルルと鳴らす。

一緒にTVを見ながら、しばしまったり。
俺の膝の上は、チビにとってのソファー。

「うーん、いい気もち」
「そこそこ、ゆっくり撫でて」
撫でるのをやめると、俺の顔を見上げて催促。

はいはい。

ドライスーツがほしい!

昨日今日の寒さったら何?
2度だって!?

寒くて波乗りどころじゃないし。
朝5時に目を覚ましたものの、寒さにくじけてそのまま爆睡。
夢の中では、南の島でゆったりサーフィン・・・
そういや、去年後輩が買ったドライスーツを思い出した。

どんなのがあるのかなー。
ネットで調べるか。
最近のトレンドをチェックしてみると、何とジッパーレス。
首の部分がビヨーンっと伸びてそこから全身すっぽり着る仕組み。
でもって首の部分からの水の侵入は全くナシだってさ。
すげー。
しかも、最近のドライスーツは、一昔前のブカブカではなく、ウェットスーツみたいにぴったりフィットしている。
こりゃ、「買う」しかないっしょ・・・

よし、成田イオンにあるムラサキスポーツに出かけよう!
仕上がりにどのくらいかかるのかなぁ・・・
色は何色にしようかなぁ・・・
どのブランドがあるのかなぁ・・

夢はどんどん膨らみ、車を駐車場に停めるなり、駆け足で店へ向かう。

ムラスポの画像も興奮でブレブレ。

店内に入ると・・・






山びらき、したって・・・

お歳暮

千葉駅前の結婚式場まで運転手させられついでに、駅前のそごうでお歳暮探し。
6階のお歳暮催事場は人でごった返し。
並んで迷って、人ごみに疲れて、沢山の商品に判断もつかなくなって、結局地下のユーハイムでバームクーヘンを買う。

田舎者は人ごみが苦手・・・

DIY

リフォームが終了し、ひと落着き・・・と思ったら、脱衣所周辺がカビている。
んー、まいったな、せっかく綺麗になったのに。

よっしゃ、どうさえヒマだし、今度はDIYで直してみよう。
ってなことで、近くのホームセンターにいって、カビ防止塗料、ペンキ、マスキングテープなど一式を買い込み、さっそく壁をペイント。

お、なかなかいいじゃん。
結構きれいに塗れているぜ。

マスキングテープも最近のはスグレもので、テープを貼ったところから更に防垂用ビニールがスカートのように下に広がる仕組みになっているので、広範囲にマスキングができる。

あとは、乾かすだけ。

その隙に障子を貼り替え。
ネコが駆け上がってビリビリに破れた障子は、まるで人の住まなくなった山村の荒小屋。
もう、やるなよ~、と横で貼り替えを眺めながらアクビする猫を睨む。

暮前えに、少しづつ、大掃除。

2011年12月17日土曜日

羽田空港船着場

羽田空港の西側、多摩川沿いに、以前石油会社が航空重油を船で輸送していた桟橋があった。
このほどうちの会社が買い上げ、羽田空港の防災活動拠点及び観光場所として運用することになった。
しかし、大きな問題があった。
それは水の深さ。
東京湾荒川ポイント(通称AP)の水深は干潮時約50㎝~満潮時約2m。
しかも、潮位は月齢によって変化するため、満潮と干潮が入れ替わる。

また、桟橋周辺は、タンカー輸送のため、石油会社が浚渫(しゅんせつ:水底を掘ること)して水深4mくらいまで掘っていたが、なんせ東京河川の大道、多摩川の最下流である。
大雨が降れば、あっというまに土砂が深い所へ溜まっていく。

そこへ観光船をつけろ、との指令が・・・
船は当然水深(喫水という)があり、屋形船でも1.9mある。
ん?
そう、満潮時でなければ船は多摩川下流域を航行できないのだ。
良く見りゃ、多摩川の真ん中を人が長靴で歩いて、アサリ掘ってるし・・・

更に調べてみたら、もっと厳しい現実がいくつも発見。
多摩川は東京湾からの運河とつながっているが、橋がいくつもかかっていて、そこをくぐり抜けるのは背の低い水上バスのような船でなければ航行できない。
しかし、そこは「運河」であって「川」ではない。
川の流れが厳しくなったり、多摩川下流域は東京湾に直結し、海ほたるからの風で大きく波打つ。
そういった場所では、風波を切って突き進める、喫水の深い大型船舶でないとダメ。

整理しよう。
大型船舶は川上に上れない。
水上バスのような小型船舶は川下に進めない。

そう、どうやってもダメなのだ。

そんな桟橋で観光事業が成り立つか!っと課内では大モメし、社長に詳細を話す。
しかしながら、周りはどんどん話が大きくなり、先日は副大臣まで視察にきて、東京の魅力について熱く語っていった・・・・

やるっきゃないじゃん。
東京近郊の27船会社、約120船籍全て調べ上げ、多摩川下流に適した船を探しまくった。
見つかったのはたったの3隻。

この3隻で観光需要をまかなえるのか、心配が先に立ってしまうがやるしかない!
課員全員を呼び集め、円陣を組んで結束。
「ここからスタートだ。始めようぜ!」

はてさて、どんな観光名所となるのか、こうご期待。

桟橋待合所(後ろは国際線ターミナル)

遠く先には富士山

2011年12月12日月曜日

商店会の忘年会

商店会の忘年会。
集まったのはいつものメンバー。
祭りの集まり?って感じ。

世代を超えて、60代から40代後半まで、上も下もなくワイワイガヤガヤ。
一番年下の俺が49歳。

でも、歳の差なんて関係なく、皆で飲み明かす。
これがいい。
居心地がいいんだなぁ。

他ではどうかわからないけど、これが仲町の結束力の集約。
地元の良さ。
心底楽しい。

だから地元に住み、地元を愛しているのだ。
いつまでも、ずっと・・・

2011年12月11日日曜日

今日のお昼ご飯

波乗りから帰ったあとは、ふっくらホットケーキ。
バターとハチミツを乗せて、はい、どうぞ。

お袋、素手で食べると、ベタベタになるよ。
ほら、ティッシュで手を拭くと、手が羽毛みたいになっちゃうよ。

結構手間がかかる食べ物だな、こりゃ。

Cross road

Be ready?

冬の朝の海は、凛とした空気と、のんびりした陽の光が、僕等を優しく迎える。
冷たい砂浜に腰を落とし、白く息をついてウォームアップする。

穏やかな海を眺めながら、身体を解きほぐし、心を少しづつ波のリズムに近づけていく。
さあ、波に乗ろう。


吉崎浜(H23.12.11)

最近の潮位は、朝5時が満潮、10時干潮とあって、朝イチはちょっとボヨボヨした波で割れづらく、11時前後がオイシイ時間帯となる。

朝イチから来たものの、セット間隔が長く、どうしようかと悩んでいたら、柏のダンナ(波乗り友達)がやってきて背中を押されて入水。

急に水が冷たくなり、3ミリジャーフルではちょっとキツイ。
慌ててウェットスーツを5ミリに着替えて、ブーツも履いて再度入水。

グローブするほどではなかったけど、結構寒い。
海の水温は、季節の2か月遅れ、と言われている。
寒いっちゃぁ寒いが、10月と考えれば、まだまだ。
ところが、周りを見渡すと、グローブどころかウェットキャップまでかぶっている人も。

真冬になったら何着るんだ?

波は、割れづらく、たまのセットで腿~腰程度。
インサイドは、バックウォッシュの関係で、たまにホレる波も。
でも、大体1ターンがやっと・・・

その隣で、身軽に凄い技を決めている人がいてちょっとびっくり。
エアリアル360を目の前で初めて見ちゃった。

すげー・・・

次第にロングが集まりだし、波をとられてしまうので終了。
ちょっとしか乗っていないのに、腿が痙攣してる。

普段から鍛えなさなくちゃ・・

2011年12月4日日曜日

今日の献立

今日は、豚バラとキャベツを使って、簡単麻婆丼の紹介です。
まずは、フライパンに水を張り沸騰させます。
そして、キャベツ1/2を一口大にして敷き詰めます。
その上に豚バラをテキトーに並べ、ふたをして中火で5分煮ます。

肉に火が通ったころに、ミソ、豆板醤、お酢少々、鷹の爪をかけてひと煮立ちしたらできあがり。
かーんたん。

今日はもやしやニラ、ニンジンも入れて野菜たっぷり麻婆キャベツの出来上がり。

詳細レシピは番組の後半で!

吉崎浜(H23.12.4)

今日の吉崎浜は朝から風が強く、潮の流れが速いため、No surf・・・
うねりはいい形で入ってきてるんだけど、多分ポイント探しのパドル人生になりそう。

んー、今週もお預けかぁ。

2011年12月3日土曜日

添い寝

母親が寝ると、いつも傍で猫が寝る。
母親が寝付いたのを確認して、目を閉じる。

一日中ずっと一緒にいると嫌になって、逃げ出すのに、寝るときは一緒。
今日もお疲れさま。
おやすみ。

誕生日プレゼント

今日、弟夫婦が夕方遊びに来てくれた。
なんと、漫画「GTO」で有名な藤沢とおる先生の色紙を、俺の誕生日プレゼントに、だって。

さすが、漫画家。
どんな交友関係なんだろ・・

俺が藤沢とおる先生の漫画好きなの、良く知ってるじゃん。
そういや主人公の真似してピアスしたっけ。

いつも、いいところで、いいモノ持ってくる。
弟には、敵わない。

12月1日で49歳。
涙もろい。
髪の毛にコシがない。
モノを食べるとなぜか鼻水が垂れる。
人の名前が出なくて、「アレアレ、ホラあの人」って言って済ます。
ユンケルバでガンバルンバ!ダッダーンって気合をかける。
写真のポーズをとるとき、思わず「DAISUKI!」って叫ぶ。
食後の爪楊枝を一本余分にもらっておく。
アースウィンドとシャカタクが永遠の名曲と思ってる。

そう、ジジイの貫禄十分さ!

2011年11月27日日曜日

ドラえもん

寒さが日に日に増す一方、なぜか最近靴下を脱いじゃう。
そして、「足が寒い」と言い出す。

靴下を履くのにも時間がかかる。
伸ばしてみたり、たたんでみたり・・・
今日は手にはめている。
ドラえもんか?

なんとか履かせてみたものの、夕方になるとまた脱いでる。
付き合っているこちらも疲れてしまう。

なんかいい案はないかなぁ・・・
そうか!タイツはかせりゃいいんだ。

で、誰が買ってくる?

2011年11月26日土曜日

給湯器取り替え工事

幼馴染に頼んで、20年近く使ってきた電気温水器を取り替えることに。
調子が悪く、駄々をこね、何度も細かい修理を行いながら、だましだまし使ってきた。
でも、もう限界となり、最近はバケツ一杯のお湯しか沸かせない。

いろいろ調べた結果、ガス給湯器がいいよ、って話で、幼馴染に連絡し今日がその工事。
ところが、奴からのメールが・・・
「給湯器の注文が間違っていて、発注しなおしているので、届くのは正月明け(?)になります。 ご了承ください」だって・・・

なぬー?

慌てて電話して確認したところ、「ワンサイズ小さい給湯器を頼んでしまったので、今日はそれを取り付けるから、しばらくそれで使ってもらい、正式なものが正月明けに届いたら取り替えます」ってことだった。

焦らせるなっちゅーの。

年明けまでお湯が使えないのかと思っちゃったよ。

さっそく設備屋さんが来て、まずは電気温水器の解体作業を行い、現場をきれいにして、そこへガス給湯器を設置。
結構時間がかかり、9時から3時までかかって終了。
ガス屋を呼んで、ガス管をつなぎ、お湯が出るのを確認し、4時過ぎ一連の工事が終了。

でも、サイズが小さく、今までのような湯温度にするには、ちょっと高めの温度設定となるようで、リモコンで60~55度にして、ちょうど45度くらいの温度。
リモコンには「エコ設定」って書いてあるけど、エコじゃないじゃん。

ガス消費が気になるところだけど、まあ、年明けまで我慢、か・・・
でも、この我慢って、誰かの発注ミスなのに、なんで俺が金銭的にも我慢しなけりゃなんないんだ?
よーし、もう一回電話してやろ!

吉崎浜(H23.11.26)

11月は仕事に追われ、なかなか海に行けずフラストレーションも溜まる一方。
仕事の合間に、会議の途中に、移動中に、時間を見つけては波伝説をチェックし、「あー、今日いい波ジャン・・・」とか「今週末も波なさそうだなぁ」なんて一人つぶやく・・・
今週は特に忙しく、波チェックもできぬまま、週末まで徹夜で仕事を続け、金曜の夜はフラフラになりながらベッドに這いつくばい、翌日の波に期待を寄せ、IPADでYouTubeでジョシュ・カーのエアリアルを眺めながら眠りにつく。

土曜日、朝5時。
疲れた体を、ベッドから引っ剥がして、目に見えた服をまとい、車に乗り込み海を目指す。
ぼーっとしながら、東へ15分。
だんだんと頭の回路が回りだし、YouTubeの画像を思い出しながら、波に期待を寄せて吉崎浜に到着!

あれ?
波?

どこ?
波の音すら聞こえない、静かな浜辺。

まるで湖。

横に停まった緑色のバモスから、Surf Friendが顔を出す。
「今日はモバゲーだね」

俺が羽田勤務になる前の6年間、海で知り合った仲間。
波乗りもメチャクチャうまくて、トップターンの返しなんか、まるでミック・ファニングみたいにテールを引きずって波を削っていく。

朝イチメンバーの一人。
超朝イチに来て、俺と目いっぱい波乗りを堪能して、都内から集まってくるSurferたちが浜辺に集結する頃にはすでに帰宅の途。

羽田勤務になって、その超朝イチに「出席」できず、久々に会った。

近況報告を談笑し、ほら、アイツも会ってないんだよ、てな話の途中で・・・
あれ?名前なんだっけ?

アイツもそうだけど、目の前のお前だよ。
そういや名前聞いてないし。

6年も一緒に波乗りして、海で、沖で、波乗りに会話が弾んでいたのに、そういや自己紹介してなかった。

わりぃ。

会話の中で出たアイツの名前も知らない。

恋人みたいに携帯と名前を明かし、なんだかスッキリ!
波には乗れなかったけど、心はすっかり満足し、6時半に解散。

帰りの車で、JackJonsonを聞きながら、いい気分で家へ向かう。
運転しながら思い出す・・・

そういや俺って、海で知り合った波乗り友達の名前、一人も知らない。
みーんな、海で会うたび、笑顔で「おっはよー!」「今日結構楽しめそうじゃん」てな挨拶から始まり、互いに波乗りを競って楽しんでる仲間たち。
でも、みーんな名前聞いてないし・・

ま、いっか。
ね。

2011年11月23日水曜日

幼いころ、祖母の手を引いて遊びをせがんだ時、
何気なく見つめた祖母の手の甲の、薄くピンと張ったような皮膚の様子を覚えている。

今にも切れてしまいそうな、細く、か弱い手だった。
歳を重ねると、いずれこうなるのだろうと、自分の丸っこい肉厚の幼い手と見比べていた。

今日、食後に母親の手を洗い、タオルで拭き取ったその手を見て、祖母の手の甲の記憶がフラッシュバックした。

同じだった。

むしろ母親のほうが、衰え、やせ細り、薄い布が骨に被さっているだけの、生気のない手だった。
その手で、何かを掴もうと、おぼつかない仕草で指を動かしている。

指の先の、掴もうとしている何かは、失った記憶なのか・・・

勤労感謝の日

勤労感謝の日に働く・・・

休みが取れないってーのが事実。
でも、休みのほうが仕事がはかどるんだなぁ・・・
電話が少ないっていうこともあるけど、頭がスッキリ冴えてくる。
アイデアが湧いてくる。
いっそ休みなしでもいいくらい?

ちょっと館内を散歩して体を動かす。
もうすっかりクリスマス。
そっか、もうすぐ12月か・・・
Bing Crosbyの甘い歌声が聞こえてきそう

2011年11月21日月曜日

通勤地獄

最近、仕事に追われ、最終電車に間に合わないことが多かったため、家から直接車で出社する事に。
何せ成田空港から更に東へ走った田舎町から羽田空港までの通勤距離。
いつもは成田空港まで車で向かい、空港で電車に乗り換え2時間半。
朝6時の電車で到着は8時20分。電車の中ではグッスリお休みタイム。
帰りは最終電車が21時。成田空港で車に乗り換えて家につくのが24時。
この時間に仕事が収まらなくなってしまった。

車通勤の場合、片道約100キロの道のりは結構面倒で、途中事故渋滞があったらそれだけで一日の活力を失ってしまう。
運転時間は1時間ちょっとと電車通勤の半分以下になるものの、高速道路も通勤渋滞があり、結局電車で行くのと同じ時間に家を出る。
早めに羽田に着くのはいいけれど、電車と違い移動中に睡眠が取れない。
睡眠不足。
この間は、帰り道の途中であまりにも眠くなり、高速道路のパーキングでちょっとだけ休むつもりだったのに、目が覚めたら朝の4時!

てなこともあり、やっぱり睡眠を優先しようと、早めに仕事を切り上げ、久々に電車通勤してみたら、2時間以上の電車はケツが痛い!
最初の1時間はまだいいけど、その後はどうにもこうにも痛くて眠れない。
帰りは、母と一緒に隣に座ったガキがうるさくて、やっぱり眠れん。
しかもガキが俺にちょっかい出しやがる。
「ほら見て」とか「あ、ヒゲはえてる」とか。
噴火寸前。
怒り心頭。
母親も俺に陳謝してくるものの収まらない。
素直な目をして話しかけてくる。
「ママも脇の下のおヒゲ剃ってるよね」
思わず大爆笑。ママ撃沈。

電車通勤はケツが痛いがなんだか人間臭くて面白い。

2011年11月20日日曜日

ボイラー壊れる・・・

家のボイラーがとうとう壊れた。
もう20年以上使っているので壊れたというより寿命。
深夜電力を利用した電気温水器で、夜の安い電力を使って沸かしたお湯を大きなタンクに貯めて、翌日そのお湯を利用するというもの。
もう1週間近くお湯が出ない。
正確に言えば、20~30度くらいのぬっるーい水。

このぬっるーい水に、コンロで沸かしたお湯を入れ湯船につかるが、相当の湯量を入れないとかなり寒い。
NETや知り合いに聞いて修理見積もりをもらったら、ガス式温水器でも20~25万円。
これが、今流行のエコキュートとかエネファームとかになるとケタが変わる。

んー、修理って手はないのか・・・
でも、また壊れるだろうなぁ・・

最近、仕事が忙しく帰ってくるのが朝の2時近くなので、ろくに風呂も入ってない。
なんか、頭が痒いし身体が臭う感じ。

悩みながら仕事にかまけて全然行動に移さない俺に、横浜の弟から叱責・・・
「はよ、やれ!」

わかったよ、やるよ。
背中を押されて様々連絡し、結局リフォームしてくれた同級生のところに依頼。

持つべきものは、友。

フランスフェアin羽田

ボージョレー・ヌーボーの解禁日をスタートにフランスフェアin羽田が開幕しました。
今回は、KLMグループ60周年を記念して、エールフランス航空が共催となり、華やかなイベントとなりました。
羽田空港発パリ線(JL/AF共同運航)の利用拡大、円高ドル安に向けた海外旅行の需要喚起を軸に、JTBの協力も得て、フランスの魅力を伝えていきました。

ボージョレー・ヌーボーの試飲会やエールフランス航空で行く羽田~パリ往復航空券が当たる!クイズ大会など、エールフランス航空キャビンアテンダントが華を添えてお客様に接していきます。

イベントは終始沢山の人で大盛り上がり。
大成功ですな。

このイベントも、うちの課員が毎夜遅くまで検討・調整して作り上げたもの。見事な出来に思わずニンマリ・・・
「よくやった!」

さて、イベントの最後を飾るのは、ギネスに挑戦!世界同時刻ワインで乾杯。
日本は午後20時。
何人集まるかなぁ・・・

2011年11月18日金曜日

出た、パッ。

耳の中で、カサカサという音を立てていた。
「なんだろ?」

顔を傾けた瞬間、何かが出てきた。

あ!耳アカ
で、でかい!
思わずパチリ・・・

そういや、嫌なものは一切聞こえなかったっけ。

2011年11月13日日曜日

タイガー戦車!

仕事先の親友で、俺のことを応援してくれる弟分からプレゼントが届いた。
俺がいつも明るくひょうきんに接していても、心の隙間を見抜いてくる。
仕事に没頭し、介護に努める俺を癒そうとして・・・

届けられたのはタイガー戦車と、この間すぐに壊れたヘリコプター。
タイガー戦車は、子供のころプラモを何度も作って楽しんだっけ。

第二次世界大戦にドイツ国防軍と武装親衛隊が使用したVI号戦車で、1945年まで一線で活躍した重戦車。
一般には英語読みで「タイガー」「無敵の戦車」と言われているが、ドイツでは「ティーガー」。
全長8.5m、全幅3.705m、重量はなんと57トン。
エンジンはマイバッハ水冷4ストV型12気筒エンジンで、700馬力!
通常の装甲の2倍の厚さで作られた車体は、鋳造が難しく、米軍のような曲線が作れず直線的なデザインとなった。
あまりに重い車体から、ほとんどの橋の耐荷重を超えているため、水深4mの深さを走行できるように設計された。
その重さゆえ、車輪を支える車軸やトーションバーが複雑で、雪や泥が入り込むと凍って動きが鈍くなり、それを知ったソ連軍が深夜早朝に攻撃をしかけたとか・・・
ティーガーの愛称はフェルディナント・ポルシェ博士によるもので、同氏はメルセデス(ダイムラー)ベンツやフォルクスワーゲンの設計者であり、その子孫は、子息によるポルシェの開発と共に成功を収め、現在のフォルクスワーゲングループを支配している。

こんなウンチクを語り、すっかり子供に帰って楽しんでる。
さて、パッケージから取り出したその戦車は、重量感たっぷりで、なんと、ラジコン操作で砲台からBB弾を発射できる!
よし!うちの猫に攻撃だ!

毎夜帰ってきて、疲れた自分にちょっとしたアソビが加わった。
疲れてる時、ふっと楽になる道具。
ありがとう。

今度、泥とか傷とかペイントして、リアルな感じを醸成しよっと。

あ、忘れてた。ヘリコはまだ未開封。
だってもう2台壊して、すっかり自信なくしたし・・・・・難しいんだってば・・・

穴があいたら埋めなきゃいけない。
それでも埋められなかったら、その場所を回避しなければいけない。
回避する方法が見つからなかったら、やっぱり埋めなきゃいけない。

心の穴には、いろんなものが入る。

俺は、仕事で埋めていくよ。
休日もなく会社に来て、仕事に自分が埋められそうだけど、ね。

2011年11月12日土曜日

HANEDA JAZZ KIHACHI

羽田空港第一旅客ターミナル5階に「AIRPORT GRILL KIHACHI」がある。
そう、あの熊谷喜八シェフプロデュースのレストラン。

ここでは、滑走路を目の前においしい食事を楽しめる環境がある。
しかしながら、航空機の出発時間が20時でほぼ終了してしまうため、飲食店としてのポテンシャルが活かせない。
夕食を楽しむ時間に旅客がいなくなってしまう。

これをなんとかせねばと、このレストランで音楽をコラボしてJAZZ&DINERとして集客できないか、という発案のもと、手配が進んだ。
前回BLUE NOTE TOKYOさんにお力添えいただいたこともあり、結構カンタンかなーなんてタカくくってたら、今回は協力できずとの厳しい返答。

んー・・・
また特攻で頑張るしかない・・・
そこはウチの自慢の課員の素晴らしい力でどんどんカタチになっていく。
もう、俺の出る幕無し。

ポスターの出来も上々。

ところが周りからはネガティブな意見が漏れてくる。
「今までいろんな事試したけど、空港の特性上お客様は来ないって・・・」
「食事の手配を頼んでたけど、予約が来なかったらどう責任取るんだ・・・」
「大体20時でフライトが終わっちゃうんだから、22時までのイベントなんて、非航空旅客がわざわざ来るかな?」

こんな声など聞くものか!
ちょっと不安は残るものの、やるっきゃないって。
集客用にフライヤー撒きに行こうぜ。

出かける俺を制する課員。
「もう予約いっぱいですよ!満員御礼!SOLDOUT」

え?まじ?

もしかしたら、当日キャンセルって多いんじゃない??
時間は迫り、KIHACHIでは予約席の準備がすすむ。
ドキドキしながら客待ち。
JAZZを演奏するのは音楽大学のカルテット。
この手配も、ウチのスタッフが特攻で取ってきたもの。

演奏者の学生たちがリハーサルで音出しを始めると、ポツポツとお客様が・・・
んー、どうかなー・・・集まってくれるかなぁ・・・

演奏直前、ふと思い立った。
そういや学生バンドだから、バンド名すらなかったはず。
よし!名前つけてやろう!
羽田空港がBIGBIRDだから、そうだ!SILKYBIRDだ。
すぐ学生に相談。
「え?その名前もらっていいんですか?」
んー!いいとも。

演奏開始のナレで司会者がバンド名を名乗る・・
「紹介しましょう、羽田空港SILKYBIRDです!」

JAZZが演奏されると同時にお客様がほぼ満席に。

みんなが、滑走路を背に生バンドのJAZZに酔い、おいしい食事に会話も滑るように弾む。
協力いただいたSUNTORY白州にグラスを傾け、高質な非日常を楽しんでいるよう。

食事やドリンクをサーブする職員たちも、まるでこの場所が憧れのBLUENOTEやSWEETBASILEになったようで、笑顔の接客が眩しい。

今まで、こんな夜にこんなに沢山のお客様が集まっただろうか・・
演奏者が笑み、客がSWINGし、踊るように料理を運んでいる。
そんな光景を、隣のバーカウンターで見ていてなんだか涙が出そうになった。

やったぜ!って感じ。
頼もしいメンバーも俺の周りに笑顔で集まってくる。

皆、心の奥から立ち上ってくる達成感と充実感に、口元が緩い。
目を合わせ、小さいグラスでチンと乾杯しながら労をねぎらう。
達成する喜びが皆の顔に浮かび上がる。


羽田の持つポテンシャルを上げていく。
それが俺たちの仕事。

大変だけど、でも仕事って面白い。
一人じゃできないことだけど、皆が集まって、力を寄せ合って、考えを統一して、一点に集中して向かえばなんだってできる。

俺たちなら、絶対!
そう思えた瞬間だった。

2011年10月31日月曜日

入院2日目

病院の個室でずっと眠れず朝を迎えた。
失神して凍るように冷たくなった母は、元気を取り戻し、明け方からぐっすり。
途中寝言まで言い出すほど。
「寒いから横に入んなさい」

多分猫のことだろう。

朝ごはんをちょっとだけ食べて、精密検査を受ける。
脳波、心電図、血液検査、検尿。

どうしてもトイレを嫌がり、検尿はキャンセル。
でも、昨日から長い点滴を打っているので相当溜まっているはず・・・・

昼前、担当医から「大丈夫です。脳波、心臓ともに正常。血圧、体温、脈共に正常値に戻りました。」との報告に一安心。
今回の原因は明確ではないけれど、恐らく室温などの温度差や冷えによるもので、老年になると起こりうるものだそうだ。

てことは、これから先も心配が続くってこと?

病院の昼御飯を食べて自宅へ帰ると、もうすっかりいつも通り。
てか、認知が進んだようで、姿見に映った自分に向かって会話している。
「いい天気になってくれるといいね」
「あら、そう。あっはっは。笑ってるよ」

見ていてちょっと引く・・・

慌てて身支度したものをもとにもどしていると、また、トイレで物音が・・・
急いで向かうと床が大洪水のバンコク中心部状態。

大量の点滴と朝と昼御飯で溜まったものが一気に出たんんだな、きっと。
本人は素知らぬ顔でキッチンを徘徊。

ズボンと紙パンツを履き替えさせて、さ、もう大丈夫。
自分も一安心したら、睡魔が襲ってきて自分の部屋でバタンキュー。

弟の結婚式に続いて休む間もない出来事に、こっちが入院しそうな週明けでした。

スーパーマン

悩んだ時、困った時、必ず助けてくれる人がいる。
手を差し伸べてくれる人がいる。

普段、俺がいない時、俺の代わりに母を見てくれる人がいる。
誰より親身になってくれる。

スーパーマンのように颯爽と現れて、じゃあね、っていいながらサッと帰っていく。
実に恰好良く、爽やか。

本当にいつもありがとうございます。
また改めてお礼に伺います。

救急搬送

母と夕食を食べ、一緒にDASH村を見て笑い、その後自分の部屋に行き1時間ほどしてトイレに向かったところ、そのトイレの前でうつ伏している。
声をかけても動かない。
息もなく手足が冷たい。
顔は青ざめ生気がなく、反応がない。

まさか!
弟の結婚式まで頑張った、という話か?

みるみる自分の丹がさがっていく。
こんな時こそ冷静に対処しなくては、と自分を確認しつつ病院へ連絡。

「母親の意識がありません。呼吸、脈とも確認できません。声がけに反応しません」
電話口から指示が飛ぶ。

「まっすぐに仰向けにして、声がけを行いながら手を握って。握り返してくる?」
「反応しません」
「何度も声がけして!身体をさすって」

「かあさん!かあさん!聞こえる?」
父の仏壇を睨みながら母親の意識を確認する。
親父、まだだって・・・まだ連れていっちゃダメだよ!

母の呼吸が確認できた。
握った手も弱々しく返してくる。
「意識が戻りました!反応します。」

病院からの指示で救急車を呼び、救急搬送した。
救急車の中で血圧を測ると、普段の半分。体温も34度しかない。
途中心拍数が弱まり、警報音が鳴る。

病院到着。
救急治療室に着く頃は、言葉も返すようになったが、相変わらず血圧、体温が低い。
運が良いことに、当直の先生は、以前母親を診てくれた方。
カルテや症状から、恐らくトイレで用を足した最中に血圧が急激に低下して失神したのではないか、との判断。
気付きが早かったこと、電話口での対応が良かったことで大事に至らなかった、とも。

今日は大事をとって1泊入院し、明日念のため精密検査を受けることに。
個室に案内され、看護婦さんから入院の手続きを聞く。
「認知症ですか・・・徘徊します?」
「目覚めたら多分すると思います。」
看護婦さんがジッと俺を見つめる・・・・
「あ、わかりました。付き添いで横に寝ます」
ホッとしたような顔で引き上げ、お袋の隣に簡易ベッドが設置された。

スヤスヤ寝てるのか、もしもの状態なのか、何度か寝息を確認しながら横で母親を眺める。
体温は依然上がらず34度台。
手が真っ青で、ひどく冷たい。

手をさすりながら、温めながら、母の無事を祈る。

隣のICUから聞こえる電子音や、時折聞こえるナースコール。
病院って、眠れない・・・

2011年10月30日日曜日

弟の結婚式

10/29(土) 神保町にある学士会館で弟の結婚式が行われた。
弟は漫画の仕事に携わり、モーニングやビジネスジャンプ、少年エース等で執筆し、「ふしぎふしぎ」「どきどき」などのほのぼのとした作品から、「黒鷺死体宅配便」なんていうホラー系漫画まで幅広い。
特に「MAIL」という作品は「リング」で有名な角川ホラーシネマとして、主人公に須賀貴匡、キャストは栗山千明、森下千里、あびる優など豪華俳優陣により実写化され、映画やDVDでも発売された。
Wikipediaで名前を検索すれば出てくる。なんて凄いんでしょう。
俺なんかサラリーマンじゃ絶対に無理。

そんな弟は、実に質素で、決して派手でなく、でも自分らしく堂々と生きている。
漫画が心底好きで、一日中想像を膨らませながらペンを走らせ、読者へ夢を運んでいる。
全ての漫画に共通するのは、人間が心を打つ瞬間を明確に描写しているところ。
ホラーだって、ただ怖いのではなく、心情に訴えるものがある。
本当はとても優しく、ピュアな心の持ち主。

母親が認知症になった頃から、川崎の住まいを売って実家の近くに移り住んだ。
仕事がしにくくなるのに、そんなこと顧みず・・・

俺は、弟の進む人生、やりたいこと、生きがい、を大事にしたいと願っている。
弟の作品が好きだし、もっと有名になってほしいと思っている。
弟の考え方や生き方を誰より信じ、その全てを肯定し、応援してやりたい。
弟は俺の誇り。
だから、それを否定するヤツを許さないし、障害となるものは俺が取り除いていきたい。
それが兄貴としてやらなければならないことだと思っている。

そんなこともあり、弟に面倒がかからないよう、俺が実家に住み母親の介護を頑張っている。
そんな俺に、「兄貴、おれは直接母親の面倒をみることができず、兄貴に面倒かけてごめん。だから兄貴と母親のために貯金してたんだ。これを自由に使って」と大金を差し出してくれた。
優しさに溢れるその気持ちが胸に響く。
でも、それは受け取れないよ。
それは今後の二人の未来に使ってほしい。

いままで、縁もなく1人で漫画に没頭し、一気に駆け抜けてきた弟に訪れた人生の春。
こんなに嬉しいことはなく、こんなにめでたいことはない。
しかもお嫁さんの綺麗なこと!
ちょくちょく実家にも顔を出してくれる。
二人の優しさが手に取るよう・・・

結婚式に認知症の母親を出席させるかどうかは、俺の判断に任せるということになった。
一番信頼している姉にも相談した。
結婚のことも分からず徘徊し、沢山の人いきれに疲れ、排泄もままならず、記憶に残らない・・・
結果、連れてくるのは、母親本人が一番辛くなるので辞退した。

披露宴では、俺の隣に母親の席が設けてあった。
もしも、のことを考えて、のことだという。
その空いた席に食事も運ばれた。
給仕の方に欠席なので結構ですと告げると、新郎からの気持ちですと返された。

本当は連れてきてほしかったんだ、と気付かされた。

靴をはいてなくても、ズボンをはき間違えても、徘徊しても、食事が上手に食べられなくとも、この時、この瞬間は、自分を見守ってほしかったんだ。
幼いころ父を亡くし、身を粉にして一生懸命になって育ててもらった大切な母に、「ありがとう」って言いたかったんだ・・・・

悔しかった・・・
ごめん。
弟の気持ちを考えてなかった。

溢れる嬉しい気持ちと、悲しい想いが交錯し、涙で溢れた結婚式だった。
二人のこれからの人生が心豊かで幸多からんことを祈念して、乾杯!

おめでとう!
浩資&多恵ちゃん!

スグレもの発見!

早見優ちゃん・・・もう優さんか・・・
が、TVで紹介しているSHARK社のスチームクリーナーを購入した。
水を高熱(100~150℃)の蒸気にして噴射しながら、専用のマイクロファイバー製布で床などを拭きとるというシロモノ。
使うのは水だけで、化学薬品を使わずとっても経済的。

しかも、頑固な汚れまで簡単に拭き取れる!
なんってったって、今、お袋の流行は部屋の中を靴で歩きまわること。
欧米かっ!

でも、何故か外出は裸足。
つまり靴を脱ごうが履こうが床は毎日フットスタンプ状態。

これじゃ本当に泥棒に入られてもわからないよ。

ってことで毎晩、深夜に帰宅した際の仕事が増えた。
いままでは、バケツに水を汲んで、雑巾がけしていたんだけど、仕事帰りもあり相当面倒な作業だった。

でも、SHARK社のスチームクリーナーなら、ほら、すっとなでるように拭きとっていくだけでこの通り。
準備は簡単。水をセットするだけ。
操作も簡単。掃除機のように床を撫でるように滑らしていくだけです。
雑巾がけのように、四つん這いになって、力を入れてゴシゴシ拭きとるなんて、もうさようなら。
高熱の蒸気が床に潜むダニなどもせん滅。
フローリング、じゅうたん、畳、トイレ回り、風呂、玄関など、どこでもOK。
一回の注水で、畳約20畳分が拭きとれます。
また、蒸気なので、拭きとった後は速乾し、足裏が濡れず、とっても気持ちいいんです。

今なら、専用のマイクロファイバー拭きとりマットが2枚ついて、このお値段でのご提供です。
早見優さんも大絶賛。
SHARK社のスチームクリーナー。
是非お買い求めください。

2011年10月25日火曜日

色々壊れる

パソコンが壊れた。
lEDモニターが突然切れてしまい画面が真っ暗。
メーカーに問い合わせたところ、稀にある症状とのことで有償修理となった。
てことで暫くはipadからブログ作成となり、画像貼り付けが不便に。

しょうがない、こんなこともあるさと気を取り直して食事を作ろうとしたら、自慢のヘルシオのツマミがポロリ・・・・
どうやら母親が色々いじった形跡があるぞ。
だってレンジの扉を開けたら母の靴が入っているし・・・

しょうがない、か・・・・

2011年10月16日日曜日

ヘルシオ購入

電子レンジを買い替えに電気屋へ。
最近、銚子にケーズデンキがOPENしたと聞いたので、その「隣」の電気屋さんへ。
ここがお安く購入するコツなんです・・・

で、レンジコーナーで色々見てたら、なんとヘルシオの小家族用?(小型版)がお安くでてるじゃないの!
すぐさま店長とっ捕まえて、あーでもない、こーでもない、の押し問答が続き、結局当方の勝利。
俺と一緒に電気屋には行きたくないと、弟にも言われましたが、ようは安く買えればいいんですって。

その代り展示現品のみってことになりましたが、多分希望小売の約半値。
さすがに横開きでタイマーだけの最廉価クラスとまではいかないけど、ちょっとした機能がついた中堅クラスのレンジより4~5千円高い程度。

ヘルシオが気に入った理由は・・・
①冷凍ごはん&レトルトとか、パスタ&ソース缶とか、一緒にチンできること。
②ヘルシオの最大の武器、減塩料理ができること。
両方とも、母の介護にとっても便利。
で、さっそく今日はヘルシオを使って料理してみることに・・・
お試しってことで、ブロッコリーをスチームで温野菜にします。
まずは適当な大きさにカットしたブロッコリーを角皿の上に置き、機能を「スチーム」にしてボタンをポン。
うーん、実に簡単操作。
他の料理をしている最中に、しっかり蒸されたブロッコリーができあがり。

付属の料理本を眺めては、「あー次はこれ作ろう。わーっ、これもいいなー」とか、まるで主婦。

むふふ、料理頑張ろっと。

キッチンを綺麗に!

キッチン周りを残して綺麗にリフォームし、腐った家具も新調した。
さすがに流し台は買い替えられず、そのまま。
これでいいや、と思っていたら電子レンジが壊れた。
ウンともスンとも言わず、表示にはERRORと・・・・
ついでだ。
レンジも買い替えだ!
てなわけで、流し台に設置していたレンジをどかしたら、なんと流し台のステンレスが錆でまっ茶色・・・

よっしゃ!流し台はさすがに買い替えできないので、磨いて綺麗にしたる!ってことで近所のホームセンターで研磨紙を買ってきて流し台全体の大掃除ならぬ大磨き。

最初はかなり粗い番手の研磨紙でサンダーを使って錆落とし。
そのあとは、徐々に番手(100、400、600)を落としながら手でゴシゴシと。
最後は研磨というより艶出しのような作業。
番手も1000、1200、1500。最後に2000で丸くまるく円を描くように磨いていく。
実に単調で長い工程。

でも、仕上げ後のピカピカな流し台を見てついウットリ。
まるで買い替えたかのような輝き!
これで、毎日のお料理も一層楽しくなります。

皆様のお宅で、流し台磨きのご用命はありませんか?
ご連絡いただければすぐ伺います。
詳しくはHPで・・・なーんちゃって。