2011年4月10日日曜日

昭和の冷蔵庫

前々から調子の悪かった冷蔵庫。
毎週お漏らしをして、ドレンパン(冷蔵庫の下の水受け)から水が溢れだす。
なぜかっていうと、ドアがきちんと閉まらないから、冷却が追いつかなくてフル回転しているため。

まー、長く使っている。

俺が小学生くらいの時に買ったものだと思う。
あのころの冷蔵庫って、何で緑色が多かったんだろう?
そういやサザエさんちもそうだなぁ。

昔の象徴の色ですな。

震災で、さらに症状が悪化したため、買い替えることに。

納品前に冷蔵庫を動かして、床を見たら・・・
なんと、床が腐っている。
しかもなんだか得体のしれない食品だったものも張り付いてる。

ふえー・・・

慌ててDIYで床を補修。
念のため、腐食&シロアリ防止剤を塗って、その上から板張り。

ひと汗かいて、床補修が出来上がった良いタイミングで、電気屋さんが新しい冷蔵庫を届けに来た。

床の補修もバッチリ!色ちがうけど・・
俺も手伝って、ささっと終了。
今度は黒い冷蔵庫。
なぜ黒かって?
それはめっちゃ安くなったから。

本当はもっと小さいのを買おうとしてたんだけど、実はこのサイズ(275L)が一番中途半端なサイズで、ラインナップも少ないそうだ。
確かに、1人じゃ大きいし、家族で使うには小さい。

なるほど。

で、白家電と呼ばれるのに黒くて、中途半端なサイズの冷蔵庫に。

でも、収めてみるとなんかいい感じ。

緑の冷蔵庫、おつかれさまでした。
自分たちが小さいころから、食を守ってくれました。
ありがとう。


昭和から平成へバトンタッチした冷蔵庫。
時代は進んでいくけど、母親の記憶と、その記憶の中で生きている母はまだ昭和の時代。

変えていかなくてはならないもの
変えてはいけないもの、がある。

どんなに古くなっても、地震で歪んでしまっても、母の住む環境を守ろうと決めた。


その母親は、業者が養生用に持ってきた毛布を持ち帰ったら、「うちの毛布を持って行くな」とひと騒ぎ。

環境を守れるのか・・・・

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