2011年8月28日日曜日

真っ黒け

最近、母が靴(サンダル)を履かずに外へ出歩く。

裸足で歩く母を注意すると、「猫がいなくなっちゃうと困るから・・・」とか、なんだかわからない理由で俺を困らせる。
何度も注意する。
何度も足を拭く。

はい、右足あげて。
もう裸足で出歩いちゃだめだよ。
ほら、こんなに真っ黒じゃん。

はい、もう片方。
それは同じ足だって。

そう、反対の足。
こっちも真っ黒だ。

猫を追いかける母
母を追いかける俺・・・

サザエさん?

劇的ビフォーアフター(部屋編)

主を悩ませているのは、震災で床材が割れ、まるでトランポリンのように上下する部屋でした。
震災以来、なかなか業者が来てくれず、自分の部屋をまともに歩くことすらできませんでした。

そこへ立ち上がったのは「同窓生の匠」です。


まずは、床に敷いた絨毯を剥がします。
出てきたのは緑色のパンチカーペット。

それをはがそうとしたところ、主もびっくり。
まるで糊でくっつけたように剥がれないではありませんか!

匠に確認すると・・・・・
糊でくっつけてあるとのこと。

剥がすのが大変なので、このまま床材を貼ることに。
手際よく床材が貼られていきます。










途中、主と匠が一緒になってタンスをかたしたことろ・・・
壁には、なんとピンクレディーのシールがっ!
しかもミーちゃんが丸まってケイちゃんしか見えないではありませんか!

ゆっくり元にもどすと・・・・
なんと、日に焼けてないミーちゃんが現れたではありませんか。
まるで、何十年の時を超えたように、鮮やかに、晴れやかなミーちゃんの笑顔が主人を優しく迎えているようでした。

主人が物思いにふけっている間に、匠の仕事はどんどん進みます。

そして、この時を迎えるのでした。

今まで、床がトランポリンのように跳ねて、主人を悩ませていた薄暗い西北の部屋が、匠の技によって、まるで都会を思わせるような鮮やかな白いフローリングに仕上がり、部屋全体を明るくする効果によって、爽やかな息吹が吹き込まれ、そこに住まう主人に安らぎと明日への活力を与えるようでした。

次週は、風呂場と洗濯室に悩むお宅を紹介します。




2011年8月21日日曜日

夏らしく

介護ホームで髪の毛を切ってもらった。
帰ってきて、皆で「かわいらしくなったね」とか「短くなっていい感じだよ」とかいわれ、自分でも気に入ったみたい。

周りの皆さん、ほんと、ありがとうございます。

皆の応援がなければ、きっと俺自身が塞いでしまったと思います。
介護を続ける自信がなくなって、苛立って、疲れ果ててしまうことが多いけど、周りの温かい声が、協力が、母と向き合う「力」をくれます。

さっぱりして、良かったね。
母さん。

劇的ビフォーアフター(トイレ編②)

今週末はトイレと母の居間をつなぐ廊下の工事。
これで、靴をはかずにトイレに行ける。

結構時間がかかったけど、バッチリグー。
母親の歩幅を計算して、階段も作ってくれた。
これがまたいい感じで、楽に靴をはけるみたい。

いいか悪いか、さっさと外に出かけてしまう。
でも、段差ができたおかげで、「靴を履く」という考えを呼び起こすのか、ちゃんと靴がはける。

これはうれしい。

介護ホームにお願いし、髪の毛を短くしてくれたこともあり、ちょっとかわいらしくなった。
これで、ヤマンバは消滅した、かも。

お願いしている大工さんは、高校時代の同窓生。
腕はいいんだけど、なんせひとりでやっているから、時間がかかる。
トイレの廊下は完成したけど、あれ?壁は石膏ボードのままだよ・・・

「ごめん、来週ね。」

電灯スイッチむき出しだぜぇ~
平日に工事してもいいよ、って言ったんだけど、うちの母と二人きりはちょっと勘弁らしい。

おかげで、毎週末工事立ち合いの俺。
ま、しょうがない。

TVとは違うけど、少しづつリフォームしていったほうが、母も理解しやすいと思う。
リフォームも、工事の内容も、方法も、母の認知に合わせる。

これがリフォームなのかも。




2011年8月19日金曜日

後でね。

最近、ヒトデ母さんがお気に入りのフレーズ。
なにをするにしても、「後でね、いまは忙しい」・・・・

「朝ご飯食べようよ。」
「後でね。」

「もう寝なよ。」
「後でね。 いま手が離せないから・・・」

「靴はいて。」
「後でね。」

靴も履かなくなっちゃった。
裸足のゲンかよ。


とっつかまえて足の裏を拭きながら、途方に暮れている。

2011年8月15日月曜日

劇的ビフォーアフター(働きアリ編)

フォームが始まりました。
リフォームの全容は、トイレ・風呂の改修、キッチン周り壁張り替え、部屋フローリング化です。
今回土日で行なった工事はトイレ回り。
今まで、店舗と住居供用で使っていた和式便所は、住居からトイレに行くためには靴を履いていかなけばならず、面倒このうえなし。
認知症の主人にとっては、靴さえはかずにトイレに行く始末。


匠が考え出したのは、住居と同じレベルに床を立ち上げ、靴をはいたりせずトイレに行ける動線を考え出しました。

まず、トイレの壁を剥がし便器を取りだしたところ、床と梁が腐っていて、これを修復するのに時間がかかり、今回の工事は途中で終了。

トイレはできたけど、床立ち上げは来週へ持ち越し。

でも工事で一番大変だったのは、ヒトデ母さん。
お昼になって、施工業者さんが昼飯を食べようとしたら、持ってきたお弁当がないことが分かり、大捜索。

15分後、ありましたよ。
押入れに。

店に置いた道具もあちこち触っては自分の押入れに運んでしまう始末。
おまえは働きアリか?

みなさん、ホント、ご迷惑かけました。
来週もおつきあいください。

2011年8月8日月曜日

ヒトデ母さん、進化する

あれ?いつもズボンをはいてるのに、足元だ出ていて涼しい恰好に。
自分でスカートに着替えたのかな・・・・

いやいや、ちょっ~と待った。
あれはスカートじゃなく前掛けだし。


後姿を見てびっくり。
下着姿かい!
レディーガガかい!

この後、スカートやズボンを何度もはかせたが、やっぱり脱いでしまう。嫌なんだって。

このあと、夕飯作っている最中に街中をうろつかれた。
やっぱり、誰かを誘っているのか・・・

やるな、ヒトデ母さん。
いや、パンツ母さん、か・・・・



スーパーの有名人

うちの田舎の有名人。
偉人ではなく、異人。

乞食?かなんか、毎日同じ格好なんだけど、でも結構スーパーに買い物に来てる。
頭はヘルメットをかぶり、その周りに何重にもビニールシートをかぶせて、やたら大きくなっている。
体臭がきつく、これで食品売り場を歩かれるのは、ちとキツイ。

今日は丹念に酒びんのニオイをかいでいた。
酒びんは臭うのか?

一体、何だろうね、この人。

2011年8月6日土曜日

非常口

羽田空港の地下1階には、床にこんな非常誘導サインが。

どこ行くんだよ。
どこでもいいのかよ。
それともぐるって回るのか。

今度来たら探してみてね~

マイケルジャクソン?

電車で帰ると、いろんな人がいて楽しい。
特に金曜日最終電車の人間ウォッチングは、なかなか見どころ満載。

以前あったのは、疲れ果てて脚をおっぴろげて寝てしまったリクルートスーツの女性。
スカートの中身を見ようと、その前で突然屈伸を始めるおっちゃん。

言い訳がまたイイ。
「長く乗ると、ヒザが痛たいんだよねー」だって・・・
誰も聞いてねーよ。

昨日は、全然混雑していない車両で、目の前の座席がたくさん空いているにもかかわらず、吊革にぶら下がるおっちゃんを発見。

グダグダに酔っているので、何度も吊革から手が離れ、顔はうつむいたまま、両手だけ前へ出した恰好で手だけが吊革を探している・・・・

まるで、マイケルジャクソンのスリラーで踊っている人みたい・・・
吊革を探りながら、だんだん前に歩いて俺の席の近くまで来たところで、車両がブレーキをかけたため、後方にコロコロと転がっていった。

車両後方の連結部分でマングリ返し(※分からない人はWikipediaでね)状態のまま動かない。
そのまま成田駅まで着いて、車掌にケツを叩かれ起こされながら帰って行きました。


2時間半乗っている電車通勤は、大変だけど面白い。

2011年8月2日火曜日

誰?

今朝起きたら、ヒトデ?がいた。
朝ご飯を食べているところをパチリ。

早朝寒かったのか、座布団カバーをしょっている。
ネズミ小僧?

ピーコさん、またお願いします。

はねだ夏まつり(最終日)

祭りも無事終了。
2日目はスタッフの疲れもピークになり、自分も、昨日の威勢がどこへやら・・・
けど、気を緩めることなく頑張りました。
2日間での動員数は5千人を超え、非常に盛り上がったイベントでした。

お囃子や太鼓の音色、踊りの掛け声って、日本人の心の根っこにある元気の源なんだな~。

特に、自分の心に残った言葉は、青森ねぶた跳人のMC・・・
「ねぶたでは『ラッセーラー』という掛け声があります。諸説ありますが、羅生(らしょう)が語源という説が個人的に好きなんです。羅生とは『一生懸命生きる』ということです。東北は大震災により被災し、親や家族、子供を失いましたが、残った私たちは、今、一生懸命生きています。私たちから元気を出して、日本を復興していきたいのです」

この言葉の後、今回のイベントで最大の拍手が起きました。

一生懸命に生きる・・・・
被災者の皆さんから元気をもらった瞬間でした。

がんばろう日本!