2011年10月16日日曜日

介護ブルー

母の認知症が進んでいる。
最近、介護の方から下着が少ないので買っておきますと連絡が入った。

なぜ下着がなくなるんだろう?
もしや、夏にスカート脱いだまま町中を闊歩したせいで、興味のある人が現れたのでは・・・

そんなはずはない。
部屋中探し回ったら、あったあった。
汚れた下着がタンスの奥から出てきた。

多分、お漏らしをして、それを隠したんだろう。
そんな話を介護の人に打ち明け、先週から大人用パンパースを穿かせてもらってる。
最初のころはなんだかむずがっていたけど、最近はなんともない。

認知が進んでしまうのは止められない。
ゆっくり、ゆっくりと人間としての機能が低下していく。
当たり前の行動が途絶えていく。
最初は自分でも苦しんでいたけど、もう、ない。

ご飯がきちんと食べられず、床にこぼす。
その、床にこぼれたおかずを箸でつまんで食べる。
箸は未だに器用に使えるけど、行動が途中で切り替わる。
だから、箸を置いて床のおかずをあきらめ、手でお茶碗のごはんをつまもうとする。
一連の行動が逆になってしまう。

ご飯を食べ終えた後に、血圧を下げる薬を左の手に乗せてやると、それをわざわざ箸でつかもうとする。
コップに水を入れて渡すと、左手にコップ、右手に箸。
左手から薬が落ちる・・・・

もう一回。
手に渡す。

すると今度は薬をコップにいれてしまう。

もう一回。
今度は口に薬を入れる。
水を飲ませる。

やっとのことで、食事と投薬終了。
これを毎朝30分格闘している。

これにシモの世話が加わった。

どこまで付き合えるか・・・・

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