2011年12月24日土曜日

Merry Christmas

聖夜を迎えるイブは、街中が鈴の音に飾られ、透き通るような寒さのなか白息を漂わせながら、家族たちの会話は、帰り道を急ぎながら焼きあがったチキンや盛りつけられたクリームいっぱいのケーキの話で盛り上がり、サンタの贈り物を待つ笑顔で溢れる。

街はクリスマス。


認知症を抱えるイブは、ストーブにあたり過ぎた母親のセーターが焦げた匂いが漂いながら、日中出かけた隙に、母親が腹をこわして唸り倒れているとの向かいの食堂のオヤジさんからの電話に、急いで帰路につき、正露丸を飲ませてもらい看病を受けたあと、玄関の縁にハンパないほどの大量の軟便を盛りつけられ、とてつもない匂いの贈り物の処理に溢れる。

家はクソシマス。

玄関の画像はありません。

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