同級生の旦那が亡くなった。
本人は最後まで諦めず、会社に戻って仕事を頑張るんだ、といって息を引き取ったそうだ。
通夜には、そんなご主人の気丈さが伺えるほど、沢山の方が参列された。
同級生も皆顔を揃えた。
もう、こんな感じでしか、揃わないのかなぁなんて思うと寂しいが、そんな歳になってきたのだと実感する。
ご主人を失ったこと、二人の子供の将来を任されたこと、今までの介護から解き離れたこと、喪主として凛と立つ同級生の姿が、強く、刹那であった。
お棺を拝ませていただいたご主人の御顔は、今までの家族の援助を労うように穏やかに微笑んでいた。
生命、魂・・・
この世で一生懸命に輝き、やがて終わりを迎える。
生を受けたものは、いつか必ず訪れる「死」
身体は無くしても、精神は生き、いつか蘇るという宗教の教え
でも、蘇らないんだよ。
「無」なんだ。
その先に自分という存在は、無い。
二度と、ね。
だけど、「死」を怖がっていては、現在を生きる証しを残せない。
みな、死ぬために生まれたんじゃない。
生きて、自分の人生を楽しみ、感じ、全うするために、生まれたんだ。
最期の最期まで、一生懸命に生きたご主人に敬意と哀悼を捧げます。
合掌。
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