2012年5月12日土曜日

Be with you

今日は月一度の定例病院健診。
会社を休んで、いつもの病院へ。
認知のほうは相変わらずで、呆けの進みは体力と反比例して進む一方。

ここんとこ10日前くらいから、腰の痛みを訴え始め、座ったり立ったりする瞬間に激痛が走るらしく、大声で叫ぶことも。
家では、痛みをかばうため、足をソリのようにしながら滑って移動している。

早速、担当の先生に相談し、初期診断としてレントゲンで診てもらうことに。
結果は、骨粗鬆症と何らかの衝撃による圧迫骨折。

だるま落としのように重なる背骨の、腰につながる部分がつぶれている。
レントゲン写真でも、その様子が覗えた。
背骨自体も歪曲し、S字のようにうねってしまっている。
そのせいで、背筋が丸まり、以前のようにシャンとしなくなった。

先生曰く、「年齢もあり治るものではないので、あとはどうやって痛みを軽減するかです。入院もできますが、預かる方法としては寝た状態にするだけ。どうします?」

結局、できる限り家で介護することにしました。
まだ歩けるし、寝たきりにするのは嫌だったから。

検査結果に時間がかかり、誰もいなくなった病院の待合室の椅子で、ひとり、やせ細った自分の足をじっと見つめ佇む母親を眺めながら、自分ができる限り尽くしてあげようと、改めて心に誓う。

蝋燭が頬を伝う涙のように、自分で発光しながら自分の身体を費やしていくように、母親が溶けていく。

でも、命という炎が灯るかぎり、支えていく。


かあさん、大丈夫。
俺が傍にいるよ。

毎晩、安心して眠れるまで、傍にいるから・・・・









0 件のコメント:

コメントを投稿