2012年5月19日土曜日

Riverside carpet

またもや、川縁の風景。
天気が良い午後はいつも来てしまう場所。

ふかふかの芝生に寝転がり、空を仰いで手足をうーんと伸ばす。
ちぎれそうなくらい四方に伸ばした後、ふにゃりと緊張を緩め、しかめた顔をほどいて、はぁーと息をひとつ吐き出す。

ゴロンと横になり、頬につけた地面と水平に見ると、若い芝生が光り、青い匂いを放ちながら、遠く川辺を覆い尽くしている。

夏の一歩前の、勢いのある穏やかな太陽の日差しが、薄く開いた目に飛び込んでくる。


初夏。


この川縁には、俗称「おっぱいテント」と呼ばれる多目的施設があり、月毎にイベントが開かれる。

芝生の座席の円形会場は、沢山の笑い声や歓声が混り集う、田舎の社交場。

栗山川沿いに続く芝生の広場は、町の自慢。
もうすぐ川縁には紫陽花が咲き並び、夏を迎える準備が整う。

街が憩い、人が安らぐ。
心を充電し、明日を楽しむ。

幸せ、とは、季節を愛でることなり。





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