2012年9月9日日曜日

Groove night at Haneda Airport

羽田空港をもっと魅力的に、もっとワクワクさせよう、というのが自分の仕事、そして目標。
それは、三越伊勢丹やファーストキャビンといった、いわゆるハードを作ることもあるけど、ソフト部分も大事な課題。

いままで、季節的なイベントとして、外国航空会社×大使館とコラボした観光イベントや、JAZZベントをやってきたけど、もっとワクワクするものは?と悩んでいた。

で、自分が楽しくなければ利用者や空港従業員が楽しくなるわけがない、というワードを基本に考えてみた。

で、思い至ったのが「1980年代のディスコイベント」

思考サイドには、様々なフレームがある。
・空港を一番多く利用されるお客様は、40~50才代の男性であり、1980年代のディスコを大いに楽しまれた経験者であること
・日本経済で、活性化したい原動力は「ポジティブ、やる気」であるなか、現在の若者の多くは、非常に内向的であり、それが少子化やネット社会を作り上げてしまっている。50才代のバブル経験者である我々が、次の世代に引き継ぐものとして、遊びの世界からそれを発信し継承したいという思いがあること
・羽田屋上階には素晴らしい施設や景色があるが、それらを十分に発信できていないため、羽田のパフォーマンスが活かされていないこと
・デベとして、レストランや物販店の各テナントに対し、そのパフォーマンスを引き出す作業を継続的に行なわなければいけないこと

と、まあ、様々な考え方を言っているが、結局のところ、自分勝手な情熱。

何しろ、ディスコが楽しかったし、今でも聞いていて、身体が勝手に動き出す。
EW&FのSEPTEMBER、KOOL&THE GANGのJOANNNA、DOOBIE BROTHERSのLONG TRAIN RUNNING・・・・
煌めくミラーボールが映しだす光の粒とダンスフロア・・・・
ブルーハワイ、マイタイ、チチなどド派手な色のカクテル・・・

そんな非日常を羽田で再現したかった。
人が集まるかどうかという心配はあったけど、それより絶対に面白いっていう情熱だった。

実行するには様々なハードルがある。
空港での催事には、国交省や警察などとの調整が必要となる。
でも、一番の問題はDJ。
1980年代の音楽を知り尽くしていて、豊富な経験をしているDJがいなければ実現できない。
そこへ、知人からの紹介でインターFMで帯番組を持ち、渋谷「キャンディキャンディ」、六本木「ナバーナ」「キサナドゥ」を経験する、伝説のDJに行きついた。
それがDJ OSSHY。
SOPRODUCTIONの社長でもあるその人は、非常に腰が低く、穏やかで優しさに溢れ、真剣に自分の話を聞いてくれ、その場で快諾をしてくれた。

OSSHYさん、GEORGEさん設営中
これでできる!
そう感じた瞬間だった。

照明や音響といった手配も少々難航したけど、課の仲間、周りのスタッフの手厚い協力で実現に至った。

イベント会場となる羽田空港第2ターミナル屋上階レストラン「カステルモーラ」で、ちょっと早めに店を閉めてもらい、ディスコ会場へ大変身の作業。

ミラーボールも設置
 DJブースや照明、音響設営、テーブル配置や食事の準備、受付、クローク設置・・・・
スタッフの流れる作業で、みるみるうちにレストランがディスコに変わっていく・・・
なんだかワクワクする瞬間・・・

ナバーナ?いえ羽田屋上レストランです。



やがて日が落ち、屋上階展望デッキも夜間照明に切り替わり、大人のイメージに移っていく。
最初のころはカステルモーラ自慢のPIZZAに食事が進んでいたけど、OSSHYさんのリードでどんどんダンサブルなナンバーに盛り上がり、数人が踊りだす。


夕食も食べられず3時間以上回しっぱなし!
すると、その周りにまた数人のグループが立ち上がる・・・

最後はCan't take my ete's off of youのメロディーで全員総立ち!








<YouTube>
http://www.youtube.com/watch?v=vaA6CNMS8Vo&feature=g-upl

参加者の皆さんから次回開催の依頼までいただき、嬉しくて涙が・・・・
歳くうとねぇ・・・出るのよ・・・

今回の開催において、DJ OSSHYさん、ドリーム荻原さん、カステル野田さん、松浦さん、インターFMの皆様、ホリ、そして課の仲間たち!・・・
微塵も惜しまずに協力をしてくださった全ての皆様に深く感謝申し上げます。

屋上展望デッキ「星屑のステージ」

次回も絶対開催します!

2 件のコメント:

  1. スタッフの方々の努力とお気配り、お気遣いの賜物と察します。
    会場には参加できませんでしたが
    時系列のごとく、その1scene毎に映像が目に浮かびます。
    routine 開催をせつに願います。

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  2. 高中OSSHY’S2012年9月15日 3:31

    素晴らしい思いが綴られた山崎様の投稿に感動で思わず涙が込み上げました。
    長期に亘って構想と信念を持ち続けた結果、時を経て…引き合う様に出逢った職人魂は最高でした♫

    この日もずーっと続けて来た心に響く音楽を届けてくれたDJ OSSHY!人との繋がりも大事にしている事は会えばすぐにわかります。

    山崎様とプロジェクトチームの方々の企画実現までのご苦労と、熱い思いに見事に応えたDJ OSSHYに乾杯!
    その思いは私達の心にしっかり届きました!

    そんな、人を思う気持ちを大切にする職人魂と心を合わせるように~どこのスタッフも笑顔で優しくて、初回とは思えないスムーズな対応にも感動しました。お陰で最後まで安心して楽しい時間を過ごす事ができました。
    ドリンクで並んでいる時には厨房で一生懸命働く姿も見えました。お食事は本当においしかったです。

    羽田空港で素敵な夢を見させて頂けた事を心から感謝しています。ありがとうございました。第2弾、3弾と楽しみにしています!

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